
大手ハウスメーカーだから大丈夫って言われたけど、本当にホームインスペクションは必要ないの?

ハウスメーカーでも施工ミスや見落とすケースがあります!
大手ハウスメーカーだからと、施工ミスや欠陥が全くないわけではありません。
社内規定が厳しく検査もおこなう大手ハウスメーカでも、ホームインスペクションの活用で、より安心の家づくりができます。
本記事では、大手ハウスメーカー施工のメリットやホームインスペクションについて解説しています。
大手ハウスメーカーに建築依頼を検討中で、ホームインスペクションが必要か迷っている方は参考にしてください。
この記事を読むとわかること
- 大手ハウスメーカーによる施工の特徴
- 大手ハウスメーカーでも起こる施工ミス
- ホームインスペクションの事例
この記事の監修者

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大手ハウスメーカーによる施工の特徴

ここでは、大手ハウスメーカーによる施工の特徴について紹介します。
順番に見ていきましょう。
品質管理体制が整っている
大手ハウスメーカーは、品質管理体制が整っています。
社内で厳格な施工基準を設けているため、独自のチェック体制があるためです。
さらに、保証サービスやアフターフォローも充実しているため、安定した品質の家づくりが期待できます。
ただし、管理体制が整っているとはいえ、大手主導のホームインスペクションは、
内部検査や関連会社による検査になります。
多くの下請け業者と連携して作業する
大手ハウスメーカーの施工現場は、多くの場合下請け業者が関わります。
作業が早く進む場合もありますが、連携が不十分になりミスが発生することがあります。
現場の大工や職人のスキルが仕上がりに影響し、施工ミスや品質のばらつきが生じるためです。
また、繁忙期には施工現場が増え、十分な管理が行き届かない場合があることも課題です。
メーカーに信頼感がある
「大手だから安心」と、ハウスメーカーに対しての信頼感を持つ方も多いでしょう。
しかし、過去には、大手ハウスメーカーが建築基準法違反や施工ミスを起こした事例もあります。
そのため、ハウスメーカーへの過度な信頼はリスクを伴うことがあります。

大手ハウスメーカーの強みと注意点を理解することで、より安心な家づくりができますね!
大手ハウスメーカーでも起こる施工ミス

大手ハウスメーカーによる施工で、起こりやすい施工ミスを紹介します。
一つずつ見ていきましょう。
繁忙期に施工現場の数が増えたことで起きる施工ミス
繁忙期に施工ミスが起こる可能性があります。
大手ハウスメーカーは、多くの注文住宅を同時進行で扱い、繁忙期には施工現場の数が急増するためです。
この結果、職人や作業員が過剰なスケジュールに追われ、作業が雑になったり、確認不足が生じたりするリスクが高まります。
こうした施工ミスは、引き渡し後に深刻な問題へ発展する可能性があります。
設計図とは異なる施工
現場では、設計図通りに施工が進まない場合が少なくありません。
設計図通りに施工されていない例
- 適切な金物が取り付けられていない
- 断熱材が不十分である
完成後には確認が困難になるため、施工中に専門家の目でチェックする必要があります。
チーム間のコミュニケーション不足による誤った施工
チーム間のコミュニケーション不足により情報共有が不十分で、施工ミスが発生する可能性があります。
大手ハウスメーカーの住宅建築には、設計担当者、施工管理者、現場作業員など、複数のチームが関与しています。
そのため、設計変更が現場に正確に伝わらず、誤った仕様で工事が進むこともあるためです。

大手ハウスメーカーでも施工ミスは起こり得ます。リスクを理解して備えましょう!
ホームインスペクション3つのメリット

大手ハウスメーカーで施工する場合でも、ホームインスペクションは必要です。
ホームインスペクションのメリットを紹介します。
見えない部分を確認できる
ホームインスペクションの最大のメリットは、建築途中の見えない部分を確認できることです。
ホームインスペクションによりチェックできるポイント例
- コンクリート打設前の基礎の鉄筋の配置
- 上棟後の金物の確認
- 壁で塞がれてしまう前の断熱材の設置状況
- 外壁を貼る前の防水シートの施工状況の確認
たとえば、基礎工事段階での鉄筋の配置や、壁の内部に断熱材が正しく設置されているかといった箇所は、施主自身では確認が難しい部分です。
これらのポイントを専門家がチェックすることで、施工ミスや不備を事前に防ぐことが可能になります。
第三者による中立的に診断する
ホームインスペクションは、施主やハウスメーカーのどちらに対しても、中立的な立場で検査をおこないます。
ハウスメーカーも社内検査をしますが、内部検査や関連会社による検査はどうしても自社に甘くなりがちです。
特に、新築住宅では施工途中で指摘された箇所を是正してもらうことで、後々のトラブルを防ぐ効果が期待されます。
ホームインスペクションにより、施主は家の状態を正確に把握でき、安心して引き渡しを迎えることができます。
長期的な安心感を得るための投資的役割がある

費用はかかりますが、ホームインスペクションには投資価値は十分にあります。
引き渡し後に修繕が必要となるような欠陥を未然に防げるため、大きなコストを抑えることができます。
また、検査によって品質が確認された住宅は、住み心地が向上するだけではありません。
将来的に売却する際の価値も高まるため、長期的な安心感が得られます。

ホームインスペクションは、家族の安心と家の価値を守る頼もしい味方です!
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事例から学ぶホームインスペクションの重要性

ホームインスペクションにより事前にミスを発見できた事例と、ホームインスペクションをしなかったことにより起こったトラブルを紹介します。
事例とともに見ていきましょう。
隠れた施工ミスを事前に発見した事例
ホームインスペクションを導入したことで、基礎の鉄筋配置が設計図と異なっている点を発見した事例があります。
施工中の検査により、隠れた施工ミスを発見しています。
引き渡し後に、建物に不具合が発生した段階でその内容が発覚した場合、基礎を解体して再施工する必要があり、大幅な費用と時間がかかるところでした。
施工中のホームインスペクション検査で発見したため、無償で修正が行われ、安心して新居に住むことができた事例です。
ホームインスペクションを省略した結果起きた問題例
ホームインスペクションを省略した問題例では、外壁の防水処理に不備があり、数年後に雨漏りが発生しました。
この修繕には高額な費用がかかり、さらに住みながらの工事となったため、大きな負担となりました。
こうした問題は、第三者検査を行っていれば未然に防げた可能性が高く、ホームインスペクションの重要性を再認識させる例です。
事例から見える施主側のメリット
良い事例や不備が出た事例から分かるように、ホームインスペクションは施主にとってメリットがあります。
ホームインスペクションの施主側のメリット
- 施主の安心感を高める
- 施工品質を確保できる
問題がなかった場合でも、「問題がない」と確認できること自体が大きな安心材料となります。
また、施工ミスを未然に防ぐことで、引き渡し後のトラブルや追加費用を避けられるため、施主にとってはメリットが大きいです。

事例を知ると、ホームインスペクションがいかに大切かがよく分かりますね!
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引き渡し前のチェックポイント

新築住宅の引き渡し前には、ご自身でチェックをしましょう。
一つずつ見ていきましょう。
外観や設備の外部チェック
引き渡し前には、外観や設備を細かく確認しましょう。
引き渡し前の外部チェック
- 外壁にひび割れや塗装のムラがないか
- 窓枠や扉の開閉がスムーズか
- 雨樋や基礎部分なども目視で状態をチェック
外部の仕上がりは家全体の耐久性に直結するため、見逃しのないよう徹底的な確認が必要です。
内装や仕上がりの内部チェック
内部では、床や壁のキズ、クロスの剥がれ、仕上げのムラなどを確認します。
引き渡し前の内部チェック
- 床や壁のキズ
- クロスの剥がれ
- 仕上げのムラ
- 収納や扉の開閉
- 給水設備の動作確認等
たとえば、水道を流して水漏れがないか、エアコンの設置状況やスイッチの動作確認など、生活に直結する部分は細心の注意を払いましょう。
事前に作成したチェックリストを活用して確認
効率的に確認を進めるためには、事前にチェックリストを作成しておくと効果的です。
検査項目を一つずつ確認しながら進めることで、見落としを防げます。
特に、専門的な部分についてはホームインスペクションを活用し、プロの目でチェックしてもらいましょう。
施主が気づかない箇所までカバーできます。

チェックリストを使い、外部と内部の仕上がりをしっかり確認しましょう!
自分たちの家を守るためのホームインスペクション

ホームインスペクションは、大切な家づくりのための検査です。
順番に紹介します。
施工完了前に施工ミスがわかる
ホームインスペクションを導入すると、工事完了前に施工ミスや不備の発見につながります。
中立的な第三者が関与することで、施工ミスや不備があった場合でも、的確に指摘してもらえるためです。
さらに、専門知識を持つホームインスペクターが提供するアドバイスを受けられるため、施主自身が気づかないポイントにも目を向けられます。
計画段階から積極的に関わりリスクを減らせる
家づくりを成功させるには、計画段階から積極的に関わる姿勢が大切です。
たとえば、設計図を確認し、分からない箇所を住宅会社に質問したり、工事中に現場を訪れて状況を把握したりすることで、トラブルのリスクを減らせます。
また、ホームインスペクションを契約時に組み込めば、施工の各段階で専門的なチェックを受けられる仕組みを構築できます。
プロフェッショナルの協力が得られる
ホームインスペクションの導入により、プロフェッショナルの協力が得られ、家づくり全体の品質を向上期待できます。
第三者検査機関を選ぶ際には、実績や信頼性が重要です。
経験豊富な専門家を選ぶことで、検査結果の正確性が高まり、施主の安心感が向上します。
信頼できるホームインスペクターを選ぶときのポイント
- 第三者的な立場か
- 費用と検査の項目は明確か
- 指摘箇所は住宅会社に直接伝えてもらえれるか
- 経験が豊富か
ホームインスペクション会社のホームページがある場合は、検査項目や住宅会社とどこまでやり取りしてもらえるかなどについてチェックすると良いでしょう。
また、住宅会社とのコミュニケーションが円滑な検査機関なら、スムーズな施工と検査の両立が期待できます。

プロと一緒に計画的に進めることで、家族が安心できる住まいが完成します!
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大手ハウスメーカーの施工でもホームインスペクションを活用しよう

新築住宅を購入する際、大手ハウスメーカーだからといって100%安心とは限りません。
施工ミスや見落としはどの現場でも起こり得るため、第三者の目によるホームインスペクションを導入することでリスクを大幅に軽減できます。
また、施主自身が計画段階から積極的に関与し、プロフェッショナルのサポートを活用しましょう。
ホームインスペクションの活用で、家族が長く安心して暮らせる、理想の住まいの実現が可能です。

第三者検査のホームインスペクションは家づくりを成功させる重要な一歩!安心を手に入れるための賢い選択です!
ホームインスペクションや家づくりに関するお悩みがあれば、まずはお気軽にお問合せください。
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