
新築だから検査なんて必要ないと思っていたのですが、本当に検査したほうがいいのでしょうか?

実は新築でも「施工ミスゼロ」とは言い切れないんです。専門家が第三者の視点でチェックすることで、住んでからの後悔を防げますよ!
新築住宅の完成後には確認できないミスが、引き渡し後に大きなトラブルに発展するケースもあります。
こうしたリスクを防ぐために注目されているのが、第三者の専門家による「ホームインスペクション」です。
工事中のタイミングで検査することで、安全性・快適性・将来の資産価値を守れます。
この記事では、ホームインスペクションの必要性やメリット・デメリット、検査項目について紹介します。
この記事を読むとわかること
- 新築住宅におけるホームインスペクションの重要性
- 検査の具体的な流れ
- ホームインスペクションの検査項目


新築でもホームインスペクションが必要な3つの理由

新築では不要と考えるかもしれませんが、新築住宅でも第三者によるホームインスペクションは欠かせない重要なチェック工程です。
なぜなら、施工中に検査を入れることで、見えない部分のチェックや不具合を早期に発見し、家の品質を保てるためです。
施工中のチェックにより、安全・快適・資産価値を守れます。
新築でも施工ミスは発生する
新築だからといって完璧とは限りません。
建築は人がおこなう作業であり、勘違いや確認漏れによる下記のようなミスは現場で起きています。
新築でも起こる施工ミスの例
- コンクリート内部の鉄筋配置ミス(配筋)
- 屋根や外壁の防水処理の不備
- 断熱材の施工不良
こうしたミスは建物が完成してからでは見えないため、専門家による中立的な検査が不可欠です。
引き渡し前に不具合を見つければ修繕費用を防げる
ホームインスペクションで新築の工事中に不具合を発見しておけば、その時点で施工業者に是正を依頼できるため、修繕費用を支払う必要はありません。
不具合に気づかず引き渡された場合、保険対象外であれば修繕費用は施主負担となることが一般的です。
修繕に数十万円~数百万円規模の費用がかかることもあります。
家の安全性と快適性を守る
ホームインスペクションは、家の安全性と快適性を守ります。
施工ミスにより、住んだあとに起こる影響は下記のとおりです。
施工ミスにより起こる影響
- 構造部分のミス→地震時の倒壊リスク
- 防水の甘さ→雨漏り・腐食
- 断熱材の隙間→冷暖房効率が下がり光熱費アップ
ホームインスペクションを受けておくと、これらの問題を未然に防ぎ、見えない安心が手に入ります。

新築住宅でも、ホームインスペクションは決して無駄ではありません。むしろ、家族の安心・安全・資産を守るための保険として、必要性はますます高まっています!
「どのタイミングで申し込めばいいの?」「どの検査内容が必要?」など、ホームインスペクションに関する疑問は、公式LINEでいつでもご相談いただけます。
新築住宅におけるホームインスペクションの4つの重要性

新築住宅において、第三者によるホームインスペクションが重要とされる理由を解説します。
ひとつずつ見ていきましょう。
第三者の客観的な視点で施工ミスをチェック
ホームインスペクションの一番の特徴は、施工業者とは独立した専門家が診断をする点です。
ホームインスペクションの強み
- 施工ミスや不具合を客観的にチェックする
- 施主と施工会社の信頼関係を保ちながら是正を促せる
専門的な視点でのチェックにより、施主自身では気づけない問題点も把握できます。
引き渡し前の不具合発見
建築中または引き渡し前に第三者チェックを入れることで、隠れた施工ミスや不具合を事前に発見できます。
引き渡し前の不具合発見の例
- 配筋のズレや不足
- 防水加工の不備
- サッシや断熱材の設置不良
上記のような事例は完成後では確認できず、発見時には高額な修繕費がかかるケースもあります。
長期的な資産価値の維持にも貢献
住宅は快適な暮らしを実現するだけでなく、将来的な資産としての役割も果たします。
建築時にホームインスペクションを受けておけば、住宅の品質を証明できる材料になります。
長期的な資産価値の維持に貢献
- 住宅の安全性・耐久性が担保される
- 後々の価格下落を防ぐことにつながる
- 将来的な売却時にもプラス評価されやすい
第三者検査を通じて、安全性や耐久性をしっかりと担保することで、家の価値を長期にわたって保つことが可能です。
ホームインスペクションの実施記録や検査報告書は、将来の売却時に住宅の健全性や信頼性を証明する重要な資料になります。
これにより、買い手に対して信頼性をアピールでき、資産価値の向上やスムーズな取引に繋がることが期待されます。
欧米ではホームインスペクション普及率70%以上
日本ではまだ少数派のホームインスペクションですが、欧米では住宅取引の「常識」として普及しています。
欧米でのホームインスペクション
- アメリカでは住宅取引の約7割以上で実施
- 購入前に専門家がチェック→不具合があれば価格交渉や是正へ
このような取り組みにより、欧米では住宅購入時のトラブル防止や透明性の高い取引が実現されています。
日本では普及率はまだ低いものの、透明性の高い取引と住宅品質の向上を目指し、ホームインスペクションの需要は今後さらに高まると期待されています。

ホームインスペクションは家の品質を守り、安心な暮らしを支える重要なカギです!
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検査の具体的な流れ

弊社が行っているホームインスペクションは、主に次の流れで進行します
弊社のホームインスペクションの流れ
- お問い合わせ・ご相談
- 住宅会社への連絡
- ご契約
- 資料提出と日程調整
- ホームインスペクション実施
- 検査報告書の提出
- お支払
順番に見ていきましょう。
- 1.お問い合わせ・ご相談
- まずはお気軽にご相談ください。
検査項目や費用について詳しく説明します。
初めてホームインスペクションを検討する方にも安心のサポート体制です。

- 2.住宅会社への連絡
- お客様から住宅会社に「ホームインスペクションを入れる」旨をお伝え下さい。
その後、弊社から住宅会社へ直接ご連絡し、必要図面の取得や検査日程の確認をおこないます。
工事着工前にご相談いただくことで、スムーズな調整が可能になります。

- 3.ご契約
- 内容をご確認いただき、契約書にご署名いただいた時点で正式契約となります。
検査の準備に進みます。

- 4.資料提出と日程調整
- 設計図面や仕様書など、検査に必要な書類の提出を依頼します。
施主様のご負担を最小限に抑えるよう、弊社が直接住宅会社と直接やり取りをおこない、検査日程を調整します。

- 5.ホームインスペクション実施
- 基礎、上棟、外壁防水、壁断熱など、施工の重要ポイントごとに第三者の視点で徹底的に検査をおこないます。
見えない部分の不具合も早期に発見できるため、品質トラブルを未然に防ぎます。

- 6.検査報告書の提出
- 検査結果はわかりやすい報告書にまとめてお渡しします。
必要に応じて、弊社から住宅会社へ直接連絡・是正依頼をおこなうため、お客様が気まずい思いをすることはありません。

- 7.お支払
- 全検査が終了後にお支払をお願いしています。
住宅ローンに組み込むことも可能ですので、お気軽にご相談ください。


「新築住宅の第三者検査」をご検討中の方は、まずはお気軽にご相談ください!
4回の検査でチェックする主な項目

新築住宅の品質を確保するうえで、ホームインスペクションは欠かせません。
施工中に4つの検査を実施することで、完成後には確認できない施工ミスを未然に防ぎ、住まいの安心と資産価値の維持につながります。
基礎の施工状況
住宅の土台である基礎は、建物全体の耐久性に直結します。
この段階でのミスは、将来的な構造不良の原因になります。
ホームインスペクションの基礎の部分は、以下のポイントを重点的に確認します。
基礎の施工状況の主なチェック内容
- 鉄筋の定着・継手長さの確認
- かぶり厚さの確認
- スラブ筋ピッチの図面との整合性
- 鉄筋径の確認
- 人通口の位置と補強筋の有無
コンクリートが流された後の是正は非常に困難なため、この段階での確認は重要です。
上棟時の構造部分
住宅の骨組みが完成する上棟時には、建物の強度を左右する重要な検査が行われます。
この段階での主なチェック項目は以下のとおりです。
上棟時の構造部分のチェック内容
- ホールダウン金物の設置位置、取り付け状況の確認
- 筋違い金物の位置と固定
- 耐力面材・床材の釘の種類・ピッチ・めり込み不備の確認
この段階のチェックが、建物全体の耐久性や安全性に影響します。
外壁防水処理の確認
雨水の侵入を防ぐ防水処理が正しくおこなわれているかを確認し、雨漏りによる被害や修繕コストを未然に防ぎます。
この工程では、下記を重点的に検査します。
外壁防水処理のチェック内容
- 透湿防水シートの重ねしろと破れの有無
- スリーブ・配管・配線周辺の防水状況
- サッシ周りの防水シート収まり
防水処理の不備は、木部の腐食や断熱材の劣化にもつながるため注意が必要です。
壁断熱の施工状況
断熱性能は、快適性と省エネ性能を確保するための基本です。
断熱施工の質が生活の満足度に直結します。主なチェック項目は以下のとおりです。
壁断熱の施工状況のチェック内容
- 断熱材の施工状況
- 隙間や欠損の有無
- 図面との一致(断熱材の種類・厚さ)
不十分な施工は冷暖房効率を低下させ、電気代の増加や快適性の損失を引き起こします。
細かくチェックすることで、引き渡し後の生活に直結するトラブルを防ぎます。
この流れにより、施主の負担を軽減しスムーズな是正対応が可能となります。

基礎から壁断熱まで各段階で徹底的に検査することで、住まいの安心を確保します!
不具合発生時の対処法

ホームインスペクションによって不具合が発見された場合、弊社から直接住宅会社に連絡致します。
不具合発生時の対処法
- 施主様への報告
- 住宅会社への報告と是正依頼
- 住宅会社による是正対応
- 是正箇所のチェック
- 施主様への再報告
以下に、具体的な対応の流れを詳しく説明します。
- 1.施主様への報告
- 検査が完了したら、まずは検査完了の報告をします。
施主様が不安なく次のステップに進めるようします。

- 2.住宅会社への報告と是正依頼
- 弊社が施主様に代わり、住宅会社に是正が必要な箇所を報告します。
住宅会社と直接交渉する際の気まずさや負担の軽減をします。

- 3.住宅会社による是正対応
- 住宅会社は、不具合が指摘された箇所について是正をおこないます。
是正が完了した時点で、その結果を写真にて弊社に送ってもらえるように伝えます。
次の工程に進む前に是正が適切に行われたことを確認するため、住宅会社に連絡します。

- 4.是正箇所のチェック
- 弊社は、住宅会社から送付された写真や情報をもとに、是正が適切に行われているかを確認します。
施主様が安心して次の工程に進めるようサポートします。

- 5.施主様への再報告
- 是正箇所の確認が完了した後、施主様に結果を報告します。
検査当日に是正された箇所は報告書にて、後日是正された箇所は施工会社からの是正写真を確認し、施主様に報告します。

不具合対応における弊社の役割は、施主様の負担を最小限に抑えつつ、是正された箇所を確認する事です。
第三者の視点を取り入れることで、施主様と住宅会社の間のトラブルを防ぎ、家づくりをスムーズに進行させる重要な役割を果たします。

是正箇所は弊社から指摘を行い、施工会社からの是正写真をもとに確認します。安心して次の工程に進めます!
ホームインスペクションで防げるトラブル例

ホームインスペクションを実施することで回避できた、または未実施により発生したトラブルの実例を紹介します。
どの事例も、ホームインスペクションをしていれば防げた可能性があるトラブルです。
地震で基礎に亀裂が発生した例
ホームインスペクションをおこなわなかった住宅で、地震後に基礎部分に亀裂が発生した事例があります。
地震で基礎に亀裂が発生した原因
基礎の鉄筋が適切に配置されず、コンクリートの強度が不足していた
基礎検査で鉄筋の組付けやコンクリートのかぶり厚を確認していれば、早期に問題を修正できた可能性があります。
基礎の不備は地震時の損傷リスクを高めるため、早期発見が非常に重要です。
上棟時の構造ミスで耐久性が低下した例
上棟検査を実施しなかった住宅で、柱の接合部に緩みが発見された事例があります。
柱の接合部にゆるみの原因
柱や梁の接合部に使われる金物の締め付け不良や、必要な金物自体が設置されていない
この問題は後から発見することが難しく、放置すると建物全体の耐久性が低下する原因になります。
上棟検査で金物の位置や固定状況を確認していれば、防げた事例です。
防水施工ミスによる雨漏りの例
防水検査を省略した住宅で、施工ミスにより雨漏りが発生し、壁や天井がカビに侵された事例があります。
雨漏りが発生し壁や天井がカビに侵された原因
特に窓枠周りや屋根部分の防水シートの施工が不適切で、水が内部に侵入して木材が腐食
防水検査でシートの重ね合わせや隙間の確認をしていれば、数十万円以上の修繕費用を回避できた可能性があります。
断熱材の施工不良による冷暖房効率の低下の例
断熱検査を行わなかった結果、断熱材が十分に充填されておらず、隙間ができていた事例があります。
この影響で、冬は室内が冷え込みやすく、夏は室温が上昇し冷暖房費用が増大しました。
冷暖房効率低下の原因
断熱材が十分に充填されておらず、隙間ができていた
さらに、断熱材が湿気を吸収して劣化したケースもありました。
断熱検査で施工状態を確認しておけば、エネルギー効率の低下を未然に防げたはずです。

ホームインスペクションは「あとからでは手遅れになる問題」を未然に防ぐ、家づくりのパートナーです!
高品質な家づくりを実現するための一歩

ホームインスペクションを取り入れることは、高品質な家づくりを実現するための第一歩です。
順番に見ていきましょう。
ホームインスペクションで品質を確保
高品質な家を建てるには、見えない不具合を早い段階で把握しておく必要があります。
ホームインスペクションを導入すれば、第三者の専門家がチェックをおこない、住宅の安全性や快適性を確保できます。
また、施工業者に直接言いづらい部分も、プロの視点で対応できるのがポイントです。
検査スケジュールの計画がカギ
ホームインスペクションは、タイミングを見計らった計画的な検査が効果を左右します。
基礎工事や上棟、防水工事、断熱など、各工程で適切にチェックすれば、施工ミスは防げます。
事前にスケジュールを調整しておけば、家づくりもスムーズに進行します。
家づくりを支えるプロフェッショナルの目
ホームインスペクションは、建築の専門知識をもったプロがチェックすることで、住宅の信頼性を高めます。
基礎や断熱、防水など見落とされがちな部分を丁寧に確認し、将来的なトラブルも防止できます。
安心・安全な家づくりには、第三者チェックが心強い味方になります。

計画的にインスペクションを取り入れて高品質な家づくりを成功させましょう!
新築専門の第三者検査!コンサルティエが選ばれる5つの理由

新築専門のホームインスペクションを提供するコンサルティエが選ばれる理由を5つ紹介します。
順番に紹介します。
新築に特化したリーズナブルな料金設定
コンサルティエ株式会社は、新築住宅に特化した第三者検査を提供しています。
専門性を活かして効率的な検査体制を整えています。
このため、相場よりもリーズナブルな料金で4回の検査をセットにした高品質なパッケージプランを施主様に提供しています。
特に新築住宅の検査に絞ることで、無駄を省きながらも専門的なサービスを実現しています。
やり取りを代行する安心サポート
コンサルティエ株式会社では、施主様に代わって住宅会社とのやり取りを代行します。
「住宅会社に不備を伝えるのが気まずい」「やり取りが不安」と感じる方にも配慮し、施主様のご負担を最小限に抑えます。
施主様は検査結果を確認しながら、ストレスなく検査を進められます。
メール報告でエビデンスをしっかり記録
すべての検査結果は、写真や図面付きでメールでご報告します。
文書として記録が残るため、やり取りの証拠として活用可能です。
報告書は住宅の品質証明として、将来の売却時にも有効で、施主様にとって安心のエビデンスになります。
特典付き!セカンドオピニオンで家づくりを全面支援
コンサルティエ株式会社は、一級建築士事務所としての専門性を活かし、施主様の家づくりを全面的にサポートします。
家づくりを支える特典
- 間取り・コンセント位置などの赤ペンチェック
- 外構プランの図面チェック
- ローンや火災保険のプランチェックなど
- 間取り・コンセント位置などの赤ペンチェック: 提出された間取りやコンセント位置などをチェックし、改善点やアドバイスを提供します。
- ローンや火災保険のプランチェック:住宅会社様と打合せされたローンや火災保険のプランをチェックしアドバイスします。
家づくりにおける細かな不安を解消し、理想の住まい実現をサポートします。
資産価値を証明できる検査報告書を発行
ホームインスペクション後に発行される報告書は、住宅の品質を客観的に示す資料です。
この報告書は、将来住宅を売却する際に買主からの信頼を得る材料にもなり、資産価値の保全にもつながります。

新築住宅の安心を守るだけでなく、施主様のセカンドオピニオンとして、理想の家づくりを全面的に支援します!
ホームインスペクションを活用して安心できる家づくり

新築住宅でも、施工ミスや不具合のリスクはゼロではありません。
とくに基礎、上棟、外壁防水、壁断熱といった重要工程では、施工の見えない部分にこそ注意が必要です。
スムーズな施工と安心の引き渡しを実現するために、第三者によるホームインスペクションを活用しましょう。
検査内容や費用など、ご不明な点があればLINEでお気軽にご相談ください。

ホームインスペクションを導入することで、安心して新居に住めそうです!

ホームインスペクションは施工ミスを防ぎ、安全で快適な家づくりを実現するための最適な方法です!
